幼稚園

「みんなのために、自分がすること」

友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。(ヨハネ福音書15:13)

園長 佐藤 直樹

園庭遊びを見に行った折に、「園長先生、見て!」と声を掛けられた時、その子は「逆上がり」を見せてくれました。それ以前は逆上がりが、なかなか出来ずに、外遊びの際に必ず練習に励んでいたことを知っていたので、「出来るようになったんだね!」と、こちらも喜ぶと、嬉しそうに頷いていました。

物事を習得するためには努力することが欠かせません。ただし、努力を続けるには忍耐も求められます。諺に「惚れて通えば千里も一里(好きな人に会いに行く時は、どんなに遠い距離であっても、近くに感じられ、全く苦労と思わない)」があります。つまり、「好き」でいることが努力を続けられる大切なポイントのようです。だからこそ、「好きこそ物の上手なれ(好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ)」とも言われるのです。主体性を大事にするモンテッソーリ教育が「好き」を追及させていく所以には、こうした理由があるからかもしれません。

三学期の主題は「みんなのために、自分がすること」です。自分で出来るようになったことを、みんなのためにしていくことや、みんなのためになることを、自分から進んでやっていくことを主眼に置く、まとめの学期となります。こうした心がけの実践は、一朝一夕で身につくものではなく、努力も求められます。こうした誰かのお役に立てる喜びを「好き」になってくれる子どもを育てていくことが、「心の教育」を大切にしている、スミレ幼稚園が目指していることでもあるのです。

園長の悲喜こもごも -  2022. 12.23

モンテッソーリだより ~ 数(かず)っておもしろい!~ 2022.11.30

「数」は子ども達の日常生活に密着しています例えば、出席シールをはる・使った物を元に戻す・ハンカチをたたむ・紙をぬう・編む等、一つひとつを正確にやってみようとする心(秩序感)がとても大切です

中でも『折り紙』は正確さを重んじる、日本の伝統文化です。 角をピッタリ合わせて、折り方を考えながら進めることで「集中力」「想像力」そして「数学的思考力」も身につきます。 「どんぐり、数えてみよう」「コップを5個並べて」…ご家庭でも、手を使って「数」に触れあうチャンスがたくさんあるといいですね

この時期、年長さん達は「連続数字やる!」「今日は100まで書く!」「はたおりやりたい!」「ハートのバック作ってみる」と、それぞれの目標がしっかりしています。 年少・年中さん達も、周りが見えてきて、みんなで一緒に教具を楽しむことができます。理解力やお互いを認め合う心が育っているのですね♡

—–モンテッソーリ教育の教具————————————

  • 教具を手でさわり、数え、確かめることによって、理解を深めるように工夫されています

          →教具(具体物)を通して、スムーズに数の概念(抽象)を理解できるようになります

  • 感覚教具を十分に使って、感覚の違いがよくわかるようになることが大切です
  • 数の土台は生活の中にあります → 秩序のあるものは、すべて数につながっています

 教具 — 砂数字板、赤と青の数棒(1~10)、つむ棒箱(0~9)、数あそび、セガン板Ⅰ・Ⅱ(数の構成),

100並べ(1~100)、10進法(1,10,100,1000)、連続数字(順番に数を書く)など

 

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★年長さんには、重さが実感できる数のビーズを使って、1から1000の数を紹介します【10進法の紹介

先入観をもつ前に、数に出会った子どもは、大きい数への恐れをもちません

「1のビーズはとても小さい」 → 10 → 100 → 「1000は大きくて重い」 ・・・ 順番に

手で触って量を体感することによって、確信をもって 「これは1000!」と実感できます

どんな時も、 『感じる』こと(感覚)って大切ですね

うめ組クラスだより 2022.11.30

【12月のねらい】・表現することを楽しみ、みんなで協力することの大切さが分かる。

【主な活動】・クリスマス会の思い出画 ・絵の具画 

外は少しずつ寒くなってきて、子ども達も先生達も、暖かい格好をして生活するようになってきました。でも子ども達は元気いっぱいで、「外であそべる?」「外に行きたい!」とおもいっきり身体を動かし過ごしています。

今、毎日劇の練習を頑張っています。うめ組は「もぐらバス」というお話の劇をします。地面の下に人には知られていない町があり、そこをぐねぐねと走るもぐらバスのお話。もぐらの運転手、あなほりがかり、りす、かえる、うさぎが登場します。うめ組のみんなは、踊りや歌が大好きなようで、台詞も自分のだけでなく、友だちのもすぐに覚えて楽しそうな雰囲気がありますが、順番に台詞を言ったり、出番を待ったりと、一人ひとりが覚えなくてはいけないことが多く、わかって、力を合わせてまとまっていくためには、まだまだ練習が必要な様子もあります。でも、みんなに見てもらいたいと頑張っています。楽しみにしていてください。

そして、神さまのお話の時間で"本当のクリスマス”を学びました。イエス様のご誕生の物語を知り、「みんなからのプレゼントは、劇を頑張ることになるね」と子ども達と一緒に考えることができました。お祝いする心が持てますように、願っています。

忙しく過ごす日もありますが、落ち着いて生活できるように、また風邪をひかないように体調を整えて残りの2学期、楽しく過ごしていきたいです。

各クラスだより -  2022. 12.12

ひまわり組クラスだより 2022.11.30

【12月のねらい】クリスマス会を通して、みんなで気持ちを一つにする大切さを知る。

【主な活動】・クリスマス会思い出画・製作帳・ジャガイモの収穫

クリスマス飾りやイルミネーションで街がキラキラ輝く季節となりました。幼稚園でも聖劇はもちろん、ホールのクリスマスツリーの飾りつけ、壁面でサンタを作ったりして、クリスマスの準備を行っています。そしてクリスマスの本当の意味を知り、心の準備も大切にしています。

就学時健康診断に行ったり、「ランドセル〇〇色だよ」と教えてくれたり、少しずつ小学校を意識する場面が出てきました。クラスでは子ども達に考えてもらうように心掛けています。待つ順番を子どもに決めてもらうと「1番は○○ちゃん…〇〇君と〇〇ちゃんは負けたから、2人でじゃんけんしてね」と子ども同士のやりとりが見られます。自分たちで決めたことなので待つ時間も納得して過ごせるように思います。大人が決めてしまったり、やってしまったほうが早いこともありますが、成長に合わせて、こちらの関わり方も変化が必要ですね。言われたことだけではなく、どうしたら良いのか、まずは自分で考えてみるということも意識していけたらと思います。クリスマス会まであと少し!体調面に気を付けながら過ごしましょう!

各クラスだより -  2022. 12.12

ばら組クラスだより 2022.11.30

【12月のねらい】クリスマス会を通して、みんなで気持ちをひとつにする大切さを知る。

【主な活動】・製作帳 ・クリスマス会思い出画 ・じゃがいも収穫

朝晩の寒暖の差もだんだんと大きくなり、少しずつ冬の訪れを感じる頃となりましたが、子ども達は元気いっぱい!最近ではカードゲーム等のルールのある遊びが人気です。しかしルールを決める時になかなか意見が合わない時も…。時間は掛かりますが、自分たちで「こうしようよ!」、「~はどう?」と一生懸命話し合う姿が見られます。みんなで1つのことを決める難しさを感じながらも、相手の声に耳を傾けたり、時には自分の気持ちを抑えたりと日々の関わりの中で共に成長しています☆

クリスマス会に向けての練習も頑張っています!役が決まると「頑張ろう!」とより意欲も高まり、台詞も「もう覚えたよ!」とすぐに覚えて、先生たちはびっくりでした!お家での練習もありがとうございます(*^^*)放送局でも「クリスマス会で頑張りたいこと」を発表していて、「大きな声で言う」「ゆっくり台詞を言う」「ダンスを頑張りたい」等、一人ひとりそれぞれの目標があるようです。練習の中でも意識しながら取り組む姿があり、日々変化を感じます。それでも、自分の番になると表情が硬かったり、緊張する姿もあるので、自信を持ってステージで力が発揮できるように声を掛けていきたいです。当日も心をひとつに頑張るので、一人ひとりを温かく見守ってください(*^^*)

元気にクリスマス会に参加出来るように、体調管理に気を付けましょう!~

各クラスだより -  2022. 12.12

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