本園の案内
こどもに対して大人の責任は大きい
保護者も先生も神の限りない愛の道具であり、協力者とされています。だから子どもの教育はまず保護者と先生たちの教育です。 子どもは何でも教育者から吸収するからです。 その為にカトリック幼稚園は言うまでもなく先生たちの為に、 また保護者の為にも、神の愛に基づいた教育のチャンスを提供しています。
お話・聖書研究・ミサ・奉仕活動(運動会、バザー)など。
その為にもすぐそばに教会があります。 それに参加するのは自由ですが良い教育の根本です。 人の為に一番大切なことは自由から生まれることです。 幼稚園で教えられるお祈り・感謝・隣人愛などは、家でも教えなければ、矛盾し教育の効果は大いに減らされます。
例えば子どもが手を合わせるときに、両親も手を合わせなければ寂しい感じがします。 日常生活の中で使われる日本の伝統的な美しい言葉に、形だけでなく(真心を持って)を言えるのは、 カトリックの一つの方針です。
「おはようございます。こんにちは、さようなら」
目の前にいる人の存在の価値を認めて、その出会いを大切にすること。
「ありがとう」
何でも偶然ではなくて、与えられているのを思い出すこと。
「ごめんなさい」
謙虚に自分の足りなさと過ちを認めること。
「おねがいします」
人の助けが必要ですから、その協力は自分に権利のないことを認め誠実に願うこと。
「きれいだなー。いいなー」
よいことを豊かな感受性で味わって、人々と喜びを分かち合う心。
「大丈夫」
どんな困難があっても、楽観的な気持ちで乗り越える力。
真の愛とは、何かを考えると、子どもに一時的に良いものを与えるよりも、 真の幸せに向かって歩む道を考えることだと思います。
- その道を歩むためには、まず良い足を持たなければなりません。
反省、忍耐、同情、許し合い、お手伝い、などができる子どもに育てたいものです。 - またその道、即ち人生の目的を良く目指すことが大切です。
イエスは人が永遠に神と共に生きるために創られたと教えられています。
この二つのことのために、カトリック教会は人間的な努力だけでなく、 神の恵みと……道しるべが必要だと信じています。 そのために一日はお祈りで始まって、お祈りで終わるのです。
「子どものいのりから」
天のお父様でいらっしゃる神様とイエスさま……
…………いつもわたくしたちをお守りください。
お祈りを通して一日の間、行う活動と起こる出来事は、 神様が私達の教育のためにくださるチャンスとして、認めることが出来ます。 その中で甘いこと、楽しいことばかりでなく、小さな犠牲と辛いことも大切であることが分かってきます。 神様とマリア様の愛のまなざしのもとに、私たちは何でも喜んで捧げることができます。
私達の真の喜びを生み出すために神様が、何でも役立たせることを信じています。(ローマ8章28)
神様の愛を信じれば、いつも安心して深い喜びを持って、頑張って生きることができます。
この喜びと平和こそ本当の教育と成長の第一の条件だと思います。