幼稚園だより
子どもの心の成長に感謝をささげる七五三
園長 佐藤 直樹
七五三の由来は諸説あります。その一つは、江戸時代に徳川綱吉が長男「徳松」の健康を祈って始まったと言うものです。文治主義をとった徳川綱吉らしい歳時記の用い方です。また3歳・5歳・7歳を節目とした理由には、暦が中国から伝わった際に奇数は「陽」、縁起がいいものとされており、「3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で乳歯が生え替わる」という成長の節目の歳だとされています。
私たちも子どもたちの成長が感じられるところに、「言葉」・「知恵=物事をわきまえる考えや行動」・「身体の変化」を挙げるかもしれません。幼稚園でも、子どもたちの会話には、様々な語彙(ごい)が年々、増えています。また、お友だちと一緒に遊んでいる中で「これどうぞ…」と分け合う姿は、まさに知恵がわきまえられた証しです。年長さんは「園長先生、歯がグラグラしているんだ」と見せてくれます。
七五三とは「ここまで言葉にも・知恵にも・身体的にも大きく成長しました」への感謝です。
スミレ幼稚園でも11月に『七五三の祝別式』をします。これからも、やさしい言葉使いを心掛ける成長や、思いやりのある行動がとれる知恵、親切を示すことが出来る身体の成長と心の成長を祝別式の中で祈っていきたいと思います。
園長の悲喜こもごも -
2025.
11.28
