幼稚園だより
モンテッソーリだより ~ おはなし きいてね! ~ 2024.10.31
「言語の敏感期」の子ども達は、お話しするのが大好きです。 興味があることが十分にできると、話したいことがどんどん湧き出てきます。「先生みて! 自分でできた!」「もう一回やってみる!」「昨日バッタがいたよ」「海でおじいちゃんがクラゲにさされちゃって・・・」「補助輪の自転車買ったんだよ」 伝える喜びを知り、ますます自信をつけていきます。 子どもが自分の思いを伝えようとしている時は、心をこめて、目と耳を向けて、聴いてあげましょう。(スマホはお休みしてくださいね♡)
しっかりと受けとめてもらえることで心が安定し、さらに自分の力を発揮していけるでしょう ♡
—– モンテッソーリ教育の言語教具 ————–
・子どもは 話す→ 書く→ (意味を理解して)読む の順に習得していきます。
・話し言葉は、日常会話や歌・ことば遊び・絵本がとても大切です。
・書き言葉の教具は、どれも手の筋肉を使って覚えるものです【筋肉記憶】
・「書く」ためには、生活の練習(切る・縫う・折る・運ぶ・注ぐetc.)を通して、手が、自分の思った通りによく動くようになることが大切です。
・鉛筆をしっかり持つためには、3本指や腕のコントロールが必要です。
教具~かべ文字(♪五十音の歌)・砂文字(なぞる)・文字スタンプ・うつし書き・鉄製はめこみ(色えんぴつで形の枠をなぞる)・絵カード・カルタなど
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★絵本は心の栄養です♡
絵本のよみきかせは、ぬくもりや愛情とともに、子どもの心に豊かな世界を広げ、成長を助けます。
自分のために一生懸命読んでくれた親の声や姿がしっかりと心に残り、親子の絆を強くします。
また、絵本の世界で冒険し、困難にあい、それを乗り越えて幸せになることを、共に体験することができます。
おひざの上やおふとんで、ゆったり、ゆっくり語りかけましょう♪ 子どもにとって幸せな時間になりますように♡
キリスト教の幼稚園も「七五三」をお祝いしているのは?
園長 佐藤 直樹
11月の歳時記に「七五三」があります。お祝い日は11月15日です。古くは平安時代に宮中で行われた、子どもの年齢に伴った通過儀礼「髪置(かみおき)」「袴(はかま)着(ぎ)」「帯解き(おびとき)」が由来とされ、江戸時代に入ると裕福な町人にも広まり、明治時代には、これらの儀式を総称して「七五三」と呼ぶようになりました。
「髪置(かみおき)」とは、3歳の春を節目に髪を伸ばし始めていくようになること。そして「髪置(かみおき)の儀」にて髪を結い直していました。それが江戸時代になると、男女ともに3歳のお祝いとなりました。
次に「袴(はかま)着(ぎ)」ですが、「袴着の儀」と言う男の子の風習として、5歳になると、初めて袴と小袖を身につけ、手に扇を持つ儀式を行いました。また袴を身につけるとは、子どもから少年になり、男性社会への仲間入りの意味合いをもっていました。
そして「帯解き(おびとき)」とは、7歳前の女の子が付紐の着物をやめ、本式の帯を締めるようになることを祝う儀式です。鎌倉時代からの風習で、江戸時代末期からは、男の子は5歳、女の子は7歳になると行うようになりました。
形としての儀礼を通して、子どもの健やかな成長を年齢の中で喜ぶだけでなく、その子が「神さまから愛されている子ども」として、子どもの成長を支えて下さる神様を思い起こしながら、その神様に賛美と感謝の祈りを皆で奉げることを通して祝う…その意味で、日本のキリスト教界は、日本の風習としての「七五三」を採り入れるようになりました。
2024年度 プレイルームの前期➀
プログラムに沿った楽しい活動を親子でたくさんしました。
子どもたちが楽しくステップアップするのが毎回楽しみで、あっという間の前期でした。
11月からは後期に入ります。少しずつ子ども達の自立をめざします。
★シール遊び
★親子ふれあい遊び
★新聞遊び
★サーキット遊び
★モンテッソーリ教育
★絵具遊び
★カードゲーム
モンテッソーリだより ~ 感じながら学ぶ ~ 2024. 9.30
3~6才は 「見る・聴く・触る・嗅ぐ・味わう」 などの感覚が、最も発達する大切な時期です。【感覚の敏感期】
感覚の発達は、脳の発達を促し知的活動の基礎となります。 幼児期に、五感をフルに使って体験することで、思考力・想像力がつき、目で見なくても頭の中でいろいろなことをイメージできるようになります。
水や土、草木、生き物など本物に触れて、感性の豊かな人に成長してほしいですね♪子どもが何かを発見した時、大人も一緒に喜んであげると、自己肯定感を高め自信を持って自分らしく生きていく力をつけていくでしょう。
——–モンテッソーリの感覚教育—————-
子どもは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、まわりの世界を吸収していきます。
・感覚教具は、子どもが今まで経験してきたことを秩序づけ、大きい・小さい、高い・低い、長い・短い、重い・軽い、などの抽象概念を作りあげます。
・教具を何度もくり返すことで、深く集中し、体と心のコントロールを身につけます。
・言語・算数教育の基礎 ・ 論理的な思考力を養います【知的活動の土台】
教具~ピンクタワー(大きさ)・茶色の階段(太さ)・赤い棒(長さ)・はめこみ円柱(大小・高低・太細)・重量板(重さ)・色板Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(色彩感覚)・二項式・三項式の箱(立方体の構成)etc.
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『敏感期(びんかんき)』ってなあに?
乳幼児期には、特定のものごとに強く興味をもち、同じことを集中してくり返す時期があります。モンテッソーリはこれを『敏感期』とよび、成長と共にさまざまな敏感期(言語・秩序・運動・数etc.)が次々に現れることを発見しました。 やりたいことを楽しみながら学べる時期なので、子どもが今、何に興味があるのかをよく観察して、十分にさせてあげましょう。 敏感期を上手に利用して、「できた!」の体験を重ねられるといいですね♪
ひまわり組クラスだより 2024.9.30
長かった夏休みも終わり、秋の気配が感じられるようになってきました。久しぶりに会った友達と楽しかった思い出を共有したり、「幼稚園早く行きたかった~」と言っている元気な子ども達の姿を見て先生達も嬉しかったです(^^)2学期は遠足やお芋ほり、クリスマス会と行事も沢山ありますね。皆で楽しく過ごせますように♪2学期もよろしくお願いいたします。
先日、皆で「なんでもバスケット」をして遊びました。「しましまの服着てる人!」と周りをよく見てお題を考えたり、「変顔が上手な人!」というお題には恥ずかしがりながら席を移動する姿も…(笑)どうしようと悩む姿もありましたが段々と上手になっていき大盛り上がりでした!普段の生活でも周りをよく見て、様々なことに気づく子ども達。自分の気づきを友だちと共有し、どうしたら良いかなど一緒に考えていけるようになりつつあります。子ども達同士で話し合い、遊びが発展していく事も増えてきました。自分の思いを伝えると同時に相手の気持ちも考えられるよう関わっていきたいです。