幼稚園

ちゅうりっぷ組クラスだより 2025.7.17 

汗ばむ日々が続き、冷たかった水が心地よく感じる季節になりました。水遊びをする子どもたちも「冷たくて気持ちいいね」と、笑顔を浮かべながら楽しんでいます。

入園して3か月、子どもたちも少しずつ幼稚園に慣れてきたようで、登園時の挨拶も先生たちが驚くぐらい大きな声で出来る子が増えてきました。そんな姿に私たちも朝から元気をもらっています♡ 友だちとも「貸して」「入れて」といったやり取りをしながら遊び、困っている友だちがいたら「大丈夫?」「どうしたの?」と気にかける、優しい姿も見られた、1学期でした。また運動会や参観を終えて、保護者の皆様に頑張っている姿を見ていただけたことが子どもたちの自信にも繋がっているようで、積極的に「やってみよう」と取り組む姿が見られるようになり、様々な経験を通して「できた」という達成感も味わうことができました。2学期も様々な関わりや経験を通して子どもたちが互いに刺激を受けながら、心も身体も大きくなれるよう、私たちも温かく見守っていきたいと思います。

長い夏休み、体調には十分気を付けてお過ごしください。

9月に子どもたちと保護者の皆様に元気な姿でまた会えること、楽しみにしています🌟

各クラスだより -  2025. 07.24

「七夕の短冊」に込める願いとは、「やり続ける」こと

園長  佐藤 直樹

七夕は日本の大切な年中行事である「五(ご)節句(せっく)」の一つです。五節句とは、季節の節目に邪気を払い、無病息災や豊作などを願うものです。宮中行事だった七夕が、庶民の間に広まったのは江戸時代です。特に寺子屋で学ぶ子どもたちが、習字の上達を願って短冊に願いごとを書くようになったのが始まりだといわれています。色とりどりの短冊に願いごとを込めて笹竹に飾る風習は、織姫さまが機織りの名手だったことから、機織りや裁縫、芸事や書道などの“手習いごとの上達”を願うことが通例となっています。

本来、手習いごとも含め、何事も、もっとうまくなること…つまり習得するには、「反復練習する」ことが何よりです。何度も繰り返し練習する努力が求められます。「天才とは努力する凡才のことである」とアインシュタインは言いました。子どもたちにとっても、得手不得手はあるものです。その時に「ちょっと難しいなぁ」と感じ、心が折れてしまいそうになることがあっても、あきらめずに、もう一度やってみることです。願いごととは、「やり続ける」努力によって叶っていくものです。

 

園長の悲喜こもごも -  2025. 07.03

モンテッソーリだより ~ 手を使うの大好き♪ ~ 2025.6.30

子ども達は絶えず動きながら成長しています。 切る・折る・貼る・縫うなど、「やりたいこと」を自分で選びくり返し手を動かして学んでいます。 例えば、『2本あみオバケ👻』作りは(写真)①紙2本とオバケを選ぶ②用具を机に運ぶ③紙2本をのりで貼る④交互に折る⑤端をのりでとめる⑥オバケを貼る片づける

1つのものを完成させるためには、たくさんのプロセスがあり、自分で考えて手を使わなければなりません。子どもをよく観察してできない部分だけを手伝います。 くり返すたびに自分でできる部分が増えていきます。 やがて子ども達は3本あみ・・・へと挑戦していきます!  そして「できた!」「みて!」「もう1回!」 という声と笑顔があふれます♪

自分で考えて行動するチャンスはとても貴重です。日々の小さな積み重ねが、子どもの未来を創っていくのです♡

—————–  モンテッソーリの生活教育  ——————–

生活教育はすべての教育の土台で、日常生活に必要なことを自分の力ですることです 『依存』から『自立』へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます

「手は人間に与えられた宝」 とモンテッソーリは言っています。指先を使うほど、様々な部分がフルに働き、発達することが、現代の脳科学により証明されています。

例えば、服を着る脱ぐ、いすを運ぶ、紙を切る、野菜を切る、折り紙など・・・子どもは手を使って自分でできることが増えてくると、大きな自信と満足感を得て、落ちついていきます

子ども達が興味あるものを見つけられるように、環境を整えています(子どもサイズの魅力的な教具教材

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子どもが作った作品を、大切にしていますか

ぬいさし、紙切り、うで時計、折り紙、2本あみ👻、3本あみ・・・何度も何度も同じものに挑戦する子ども達。くり返すたびに、より集中し、よく考えて、自分の力で作れるようになります。 そして、自信をつけていきます。

同じに見えても、同じではありません。 世界で一つしかない作品を、どうぞ飾ってあげてください。 自分が大切にされていると感じ、自己肯定感が高まります。 がんばったと感じるところをほめてあげてくださいね♡

 

6月の雨は「梅」になるか、「黴」になるのか

園長  佐藤 直樹

「梅雨」に「梅」が使われるのはなぜでしょうか? 梅雨と言う漢字は、江戸時代に中国より日本に伝わったとされます。「梅」と「雨」を用いる理由は諸説ありますが、中国の長江下流域で梅の実が熟す初夏の時期と重なったことが梅の字を用いた由来のようです。梅の花が咲く季節は2月から3月にかけてですが、実が大きくなるのは日本も6月頃です。

ところが、元々は違う漢字が使われていたという説もあります。元々は梅の字ではなく、ジメジメとカビが生えやすい季節柄、「黴(かび)」の字を当て「黴(つ)雨(ゆ)」と読んだとも言われます。黴の字が読みづらかったため、「梅」の漢字に変えたとも言われます。

家庭菜園をしていると、梅雨はとてもありがたい時季です。日照時間は短くなるにしろ、野菜の苗にとって、水分を含んだ豊かな土は成長に欠かせない糧です。実を実らせるため、苗にとって梅雨はまさに「梅雨」であり、決して「黴雨」ではありません。

幼稚園での新生活から2ヵ月が経ちました。子どもの成長過程の中で、陰鬱にすら感じられる6月が、実は成長の時季です。腐るかのような「黴雨」ではなく、生活の中で身につくものが、成長の糧としての実になる「梅雨」でありますように。

 

園長の悲喜こもごも -  2025. 06.02

  モンテッソーリだより ~「これ やってみようかな?」~  2025.5.30

子どもはみんな、すばらしい可能性をもって生まれてきます。 その可能性は、適切な時期に、適切な環境を与えてあげることによって、すばらしい発達をみせてくれます

4月末から年少さんも、【ゆりの部屋】でのモンテッソーリ活動が始まりました♪新入園の子ども達には、まずお約束を伝えます〔室内は歩く・使った物は元に戻す・鈴がなったら止まって話を聞く〕。それから、自分でやりたいことを選びます。みんな、とっても楽しそうです♪ 年中・年長さんは、はじめにモンテッソーリ教具をみんなでやってみます。その後、それぞれ自分で選び、活動します。よく集中している姿に成長を感じます(^^♪

 

———– モンテッソーリ教育って? ——————

今から約100年前、イタリアで女性として初めて医師になったマリア・モンテッソーリは「子どもは自分で伸びていく力をもっている」ことを発見し、それを援助する教育法を確立しました。

★自分でやりたいことを選ぶ 集中してくり返す 満足感→ 自信 ・・・この学びのサイクルが子どもの心を育てます♪ 自分で選ぶことをくり返すうちに、脳の思考回路が育っていくのです。

・ 「自分でできた!」 という満足感や自信を得て、考える力がつき、「自立」へ向かいます

・ モンテッソーリ教育では、子どもの発達を助けるために 『教具』と呼ばれる教材を使います。

子どもが「やりたい」と思う自発的な活動のことを 『お仕事』と呼びます。

・ ①日常生活 ②感覚 ③言語 ④数 ⑤文化 の5つの分野があります(次号より順番に紹介します)

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子どもは一人ひとり違います

ゆりの部屋では「やってみたい!」という気持ち(自主性)を大切にしています。子ども達が自分で選んだ活動を自分のペースでやりとげられるように見守っています。  子どもが自分で考えて、自分らしく行動するためには、『急がないこと』 『くり返すこと』 が大切なポイントです。同じ活動をくり返しながら、指先を上手に動かせるようになり、自信をつけていきます。  これからも、「ひとりでできた!」という喜びをたくさん経験して、もっともっと笑顔になってほしいと思います。  そして、親子いっしょに成長を喜び合えますように ♡

 

 

 

 

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TEL 046-274-9222