幼稚園だより
モンテッソーリだより ~ 愛は家庭から ~ 2020. 12. 18
クリスマス会の劇やダンス、すばらしかったですね。 子ども達からたくさんの感動をもらいました♪
練習のつみ重ねの中で、『見る・聞く・考える・待つ』など、大切なことをいっぱい学んだことでしょう。
みんなで協力して一つのことをやり遂げる喜びを知った子ども達。 ゆりの部屋でも、教え合ったり、協力して活動する姿がみられます。 どんな時も、子ども達は輝いています☆彡
★ 「愛は家庭から始まります。・・・家族を大切にしてください」 「平和は、ほほえみから始まります」 (マザー・テレサのことばより)
年末の忙しい時期になります。 子どもの目を見て語りかけ、子どもの声に耳を傾けてください。そして、しっかり愛情が伝わるように、「大好き!」と抱きしめてあげましょう。 きっと笑顔になるはずです♪
時には、カードや手紙を書いて伝えてみませんか? 何度でも見られて、うれしい気持ちがふくらみます。 もちろん、字が読めなくてもOKです! おひざにのせて、心をこめて読んであげましょう。
クリスマス、そしてお正月・・・みなさまのご家庭がほほえみにみたされますように、お祈りいたします♡
モンテッソーリだより ~ 数(かず) っておもしろい!~ 2020.11.30
クリスマスの歌声が聞こえてくる中、子ども達は「やりたい!」と思うことを選んで、集中しています。
この時期は、みんなで一つの教具を囲んで一緒に楽しむことができます。順番にお友達がするのを静かによく見ながら待ち、できたら一緒に喜ぶ姿がみられます。お互いを認め合う心が育っているのですね。
「数」は子ども達の日常生活に密着しています。出席シールをはる・ハンカチをたたむ・紙をぬう・編む・折り紙など・・・一つひとつを正確にやってみようとする心(秩序感)がとても大切です。 「どんぐり、数えてみよう」「コップを5つ並べて」・・・手を使って「数」を活用するチャンスがたくさんあるといいですね。
モンテッソーリ教育の数教具
- 教具を手でさわり、数え、確かめることによって、理解を深めるように工夫されています
- →教具(具体物)を通して、スムーズに数の概念(抽象)を理解できるようになります
- 感覚教具を十分に使って、感覚の違いがよくわかるようになることが大切です
- 数の土台は生活の中にあります → 秩序のあるものは、すべて数につながっています
教具 - 砂数字板、赤と青の数棒(1~10)、つむ棒箱(0~9)、数あそび、セガン板Ⅰ・Ⅱ(数の構成),100並べ(1~100)、10進法(1,10,100,1000)、連続数字(順番に数を書く)など
- 年長さんには、重さが実感できる数のビーズを使って、1から1000の数を紹介します 【10進法の紹介】 先入観をもつ前に、数に出会った子どもは、大きい数への恐れをもちません。
「1のビーズはとても小さい」 → 10 → 100 →「1000のビーズは大きくて重い」・・・順番に手で触って量を体感することによって、確信をもって 「これは1000!」と実感できます。 どんな時も、 『感じる』こと(感覚)って大切ですね♪
モンテッソーリだより ~ おはなし きいてね! ~ 2020.10.30
子どもは幼児期にたくさんのことばを吸収します。今、興味があることが十分にできると、子どもは話したいことがどんどん湧き出てきます。 「できた!」「先生、みて!」「きれいに切れた」「これ、続きにするね」「昨日公園いったの」「どんぐり拾ったよ」「8が書けたよ」・・・言葉で伝える喜びを知り、ますます自信をつけていきます。 やりたいことがあって、話したいことがあるって、ほんとにすてきです♪
子どもの目を見て、たくさん話を聞いてあげましょう。 心が満たされてもっと笑顔になれるはずです♡
モンテッソーリ教育の言語教具
・子どもは 話す → 書く → 読む の順に習得していきます。
・話し言葉は、日常会話や歌・言葉遊び・絵本がとても大切です。
・書き言葉の教具は、どれも手の筋肉を使って覚えるものです【筋肉記憶】
・「書く」ためには、生活の練習(切る・縫う・折る・運ぶetc.)を通して、手が、自分の思った通りによく動くようになることが大切です。鉛筆をしっかり持つためには、3本指や腕のコントロールが必要です。
教具~かべ文字(♪五十音の歌)・砂文字(なぞる)・文字スタンプ・うつし文字鉄製はめこみ(色えんぴつで形の枠をなぞる)・絵カード・カルタ・ぐるぐるカードなど
★絵本は心の栄養
絵本のよみきかせは、ぬくもりや愛情とともに、子どもの心の中に豊かな世界を広げます。
親が子どもに語りかけることで、絵本の世界でいっしょに冒険し、困難にあい、それを乗り越えて幸せになる体験をすることができます。 その積み重ねが、子どもにも大人にも「生きる希望」を与えます。
また、親からの心のこもった語りかけは、豊かな人間関係をもてる力と、しっかりと聞く力を育てます。
おひざの上やおふとんで、絵本タイムしてますか? ・・・ スキンシップもかねて、ぜひ ♡
モンテッソーリだより~ 感じながら学ぶ ~ 2020. 9.30
幼児期は 「見る・聴く・触れる・嗅ぐ・味わう」 などの感覚(五感)が、最も発達する大切な時期です。 感覚の発達は、知的活動の基礎となります。 十分に感覚を使っておくと、目で見なくても頭の中でいろいろなことをイメージできるようになります。 自然の中で、水や土・砂、風、石ころ、花、虫・・・いろいろなものに触れて、いっぱい感動して、感性の豊かな人に成長してほしいですね♪
子どもが発見したり感動して喜んでいる時、大人も一緒に喜んであげると、子どもは自己肯定感を高め、自信を持って自分らしく生きていく力をつけていくでしょう。
モンテッソーリの感覚教育
子どもは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、まわりの世界を吸収していきます。
感覚教具は、子どもが今まで経験してきたことを秩序づけ、大きい・小さい、高い・低い、長い・短い、重い・軽い、などの抽象概念を作りあげます。
教具を何度もくり返すことで、深く集中し、確実に身につけることができます。 また、言語・算数教育の基礎 ・ 論理的思考力を養います。
教具~ ピンクタワー(大きさ)・茶色の階段(太さ)・赤い棒(長さ)・はめこみ円柱(大小・高低・太細)・重量板(重さ)・色板Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(色彩感覚)・二項式・三項式の箱(立方体の構成)etc.
★モンテッソーリ教育は、ただ自由に好きなことをさせる教育ではありません。
「使ったものを元に戻す」(次の人のために)・「順番を待つ」(教具は1つずつしかありません)・「他の人のじゃまをしない」など、社会のルールが身につくように、くり返し伝えています。 特に『待つこと』は大切な教育です。
子ども達が自分で考えて行動できるように、「どうしたらいいかな?」と声をかけています。
みんな、一生懸命考えて、がんばっています(^^♪
モンテッソーリだより 8月 ~ 手を使うの大好き♪ ~
3~6才は、手を動かすのがおもしろくてたまらない時期です。みんな、切る・折る・縫う・編む・洗うなど、自分の意志で選び、くり返し手を動かして学んでいます。 そして、「できた!」「みて!」「もう1回!」・・・うれしそうな声と笑顔があふれています♪。
モンテッソーリの生活教育
生活教育はすべての教育の土台で、日常生活に必要なことを自分の力ですることです。
例えば、着る・脱ぐ、貼る、いすを運ぶ、紙を切る、野菜を切る、洗濯、折紙など・・・子どもは手を使って、自分でできることが増えてくると、大きな自信と満足を得て、落ち着いていきます。 「手は人間に与えられた宝」 とモンテッソーリは言っています。 指先を使うほど、脳のさまざまな部分がフルに働き、発達することが、大脳生理学の発達によりわかってきています。
★夏休みは、手を使うのが大好きな子ども達が、お手伝いをする絶好のチャンスです!
お手伝いは家族の一員だと認めてもらえるうれしい機会。 子どもの興味・能力に合ったことを見つけて、誘ってみましょう♪ 結果よりプロセスを大切に…楽しくできますように♡
おてつだい ~ 教え方のコツは?
①やり方をゆっくり見せる。なるべく言葉は少なく。 (百聞は一見にしかず!)→ 「見ててね。」
➁お手伝いができたら、笑顔で「ありがとう」、失敗しても「大丈夫!」と解決法を教えてあげましょう。 失敗を恐れず、新しいことに挑戦していける人になれますように♡ → 「こぼしたら、ふけばいいんだよ!」
③子どもサイズのものを用意してあげましょう。(ぞうきん、ほうき、エプロン、包丁、踏み台など)
★家庭でできる子どものお仕事★
洗濯物をたたむ、机をふく、ほうきではく、花の水やり、くつを洗う、食器を並べる、食器ふき(タオルの中心に食器を置いて包んでふく)、料理(ラップでおにぎり作り、野菜切り、レタスをちぎる、玉ねぎやとうもろこしの皮むきetc.)・・・
夏休み中いろいろな経験を積んで、成長した子ども達に会えるのを楽しみにしています♪