幼稚園

モンテッソーリだより~ 感じながら学ぶ ~ 2021. 9.30

3~6才は 「見る・聴く・触る・嗅ぐ・味わう」 などの感覚が、最も発達する大切な時期です。感覚の敏感期

感覚の発達は、知的活動の基礎となります。  十分に感覚を使っておくと、目で見なくても頭の中でいろいろなことをイメージできるようになります。 水や土・砂、風、石ころ、花、虫・・・いろいろなものに触れて、いっぱい感動して、感性の豊かな人に成長してほしいですね♪   子どもが発見したり感動して喜んでいる時、大人も一緒に喜んであげると、子どもは自己肯定感を高め、自信を持って自分らしく生きていく力をつけていくでしょう。

 

——–モンテッソーリの感覚教育—————————-

子どもは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、まわりの世界を吸収していきます

感覚教具は、子どもが今まで経験してきたことを秩序づけ、大きい・小さい、高い・低い、

長い・短い、重い・軽い、などの抽象概念を作りあげます。

教具を手を使って何度もくり返すことで、深く集中し、確実に身につけることができます。

また、言語・算数教育の基礎論理的思考力を養います。

教具~ピンクタワー(大きさ)茶色の階段(太さ)赤い棒(長さ)はめこみ円柱(大小・高低・太細)・重量板(重さ)・色板Ⅰ(色彩感覚)・二項式・三項式の箱(立方体の構成)etc.

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—–『敏感期(びんかんき)』ってなあに? ————————–

幼児期には、ある特定のことに対して、強い感受性をもち、同じことをくり返して、習得する時期があります。

モンテッソーリはこれを『敏感期』とよび、成長と共にさまざまな敏感期が次々に訪れることを発見しました。

敏感期は、やりたいことを楽しく学ぶことができる時期なので、目の前の子どもが、今何に興味があるのかを観察して、十分にさせてあげましょう。敏感期を上手に利用して、「できた!」の体験を重ねられるといいですね。

 

 

モンテッソーリだより ~ お手伝い したいな ~ 2021. 7.19

この時期の子ども達は、「できた!」の体験を積み重ね、自信がつき、ぐんぐん成長していることを感じます☺

ゆりの部屋では、教具だけでなく、のり・はさみ・折り紙からごみ箱にいたるまで、いつも同じ場所に置いてあり、自由に使えます。 でも、モンテッソーリ教育は、ただ自由に好きなことをする教育ではありません

使ったものをもとにもどす」(次の人のために)、順番を待つ」(教具は1つずつしかありません)、「他の人のじゃまをしない」など、社会のルールが身につくように伝えています。 子ども達は、ルールを守ってがんばっています♡

 

夏休みは、手を使うことが大好きな子ども達が、お手伝いをする絶好のチャンスです!

お手伝いは家族の一員だと認めてもらえるうれしい機会。 子どもの興味・能力に合ったことを見つけて「手伝ってくれる?」と誘ってみましょう♪ でも、結果を求めすぎないで、プロセスを大切にしてあげてくださいね♡

———–おてつだい ~教え方のコツは?~————–

  • やり方をゆっくり見せる。なるべく言葉は少なく。(百聞は一見にしかず!) 「見ててね」
  • お手伝いができたら、笑顔で「ありがとう」、失敗しても「大丈夫!」と解決法を教えてあげましょう。          失敗を恐れず、新しいことに挑戦していける人になれますように♡ 「こぼしたら、ふけばいいんだよ」
  • 子どもサイズのものを用意してあげましょう。(ぞうきん、ほうき、包丁、エプロン、踏み台など)

★家庭でできる子どものお仕事★

洗濯物をたたむ、机をふく、ほうきではく、花の水やり、くつを洗う、食器を並べる、食器ふき(タオルの中心に食器を置き包んでふく)、料理(ラップでおにぎり作り、野菜洗い、野菜切り、レタスをちぎる、とうもろこしの皮むきetc.)

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★夏休みは、自然の中で砂や水、虫に触れ、夢中になれるような機会がたくさんあるといいですね。

いろいろな経験を積んで、成長した子ども達に会えるのを楽しみにしています♪

 

モンテッソーリだより~ 手を使うの大好き♪ ~ 2021. 6.30               

子ども達は絶えず動きながら成長しています。 切る・折る・縫う・編む・洗うなど、「やりたいこと」を自分で選びくり返し手を動かして学んでいます。そして「できた!」「みて!」「もう1回!」…という声と笑顔がいっぱいです♪

困っている時には、できない部分だけを手伝います。失敗した時は、どうしたらいいのか伝えます(色水がこぼれたら?そばにある雑巾でふけばok次から一人でできるように) 常に、自分で考えて行動するチャンス大人が奪わないように気をつけています。 小さな日々の積み重ねが、子どもの未来をつくっていくのですね♡

———モンテッソーリの生活教育———————————

生活教育はすべての教育の土台で、日常生活に必要なことを自分の力ですることです 日常生活の練習】 『依存』から『自立』へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます

 「手は人間に与えられた宝」 とモンテッソーリは言っています。  指先を使うほど、脳のさまざまな部分がフルに働き、発達することが、大脳生理学の発達により、わかってきています。

例えば、服を着る脱ぐ、いすを運ぶ、紙を切る、野菜を切る、洗濯、折り紙など・・・子どもは手を使って自分でできることが増えてくると、大きな自信と満足を得て、落ち着いていきます

子ども達が興味あるものを見つけられるように、環境を整えています(子どもサイズの魅力的な教具教材

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子どもが作った作品を、大切にしていますか

ぬいさし、紙切り、うで時計、折り紙、2本あみ👻、3本あみ・・・何度も何度も同じものに挑戦する子ども達。くり返すたびに、より集中し、よく考えて、自分の力で作れるようになります。そして、自信をつけていきます。同じに見えても、同じではないのです。 すばらしいですね♪

世界で一つしかない作品を、どうぞ飾ってあげてください。 自分が大事にされていると感じ、自己肯定感高まるでしょう。 具体的にほめてあげることも忘れないでくださいね♡

モンテッソーリだより ~「これ やってみようかな?」~  2021.5.31

子どもはみんな、すばらしい可能性をもって生まれてきます ・・・その可能性は、適切な時期に、適切な環境を与えてあげることによって、すばらしい発達をみせてくれます。

5月から年少さんも、<ゆりの部屋>でのモンテッソーリ活動が始まりました♪ 新入園の子ども達には、まず『お約束』を伝えます〔室内は歩く・使った物は元に戻す・鈴がなったら止まって話を聞く〕。それから、自分でやりたいことを選びます。みんな、とっても楽しそうです♪   年中・年長さんは、はじめにモンテッソーリ教具をみんなでやってみます。その後、それぞれ自分で選び、活動します。よく集中している姿に成長を感じます(^^♪

——–モンテッソーリ教育って?————–

今から約100年前、イタリアで女性として初めて医師になったマリア・モンテッソーリは「子どもは自分で伸びていく力をもっている」ことを発見し、それを援助する教育法を確立しました。

自分でやりたいことを選ぶ 集中してくり返す 満足感→ 自信がつく ・・・ この学びのサイクルが子どもの心を育てます♪   自分で選ぶことをくり返すうちに、脳の思考回路が育っていくのです。

「自分でできた!」 という満足感や自信を得て、考える力・やりとげる力がつきます

モンテッソーリ教育では、子どもの発達を助けるために 『教具』と呼ばれる教材を使います。

また子どもが「やりたい」と思う活動のことを『お仕事(しごと)』と呼びます。     

①日常生活 ②感覚 ③言語 ④数 ⑤文化 の5つの分野があります(次号より順番に紹介します)

子どもは一人ひとり違います

ゆりの部屋では「やってみたい!」という気持ち(自主性)を大切にしています。子ども達が自分で選んだ活動を自分のペースでやりとげられるように見守っています。 子どもが自分で考えて、自分らしく行動するためには

『急がないこと』と『くり返すこと』がポイントです。 これからも、「ひとりでできた!」という喜びをたくさん経験して、

もっともっと笑顔になってほしいと思います。 そして、親子いっしょに成長を喜び合えますように ♡

モンテッソーリだより ~ 子ども達にたくさんのチャンスを!~ 2021. 2.26

今年度も、ゆりのへやでは 「できた!」の声と輝く瞳があふれていました♪ 子ども達はそれぞれ、やりたいことを自分で選び、手を使って、集中してくり返し、自信をつけてきましたこの『学びのサイクル』は、幼児期にとどまらず、一生涯続きます

小さな頃から『自分の意志で選び決断すること』をくり返すうちに、脳の思考回路がしっかりと育っていきます。どんな状況であっても、子ども達が自分らしく、自信を持って、考え行動できる人に成長するよう、これからもいろいろなことに挑戦していってほしいと願っています♡

子どもは失敗から多くのことを学びます

うまくいかないことや失敗は、大切な経験です。 「そんなこともある」 「また次がんばろう」と思えるような人に育ってほしいですね。  間違えたって大丈夫! 『失敗は成功のもと』だから♪♪

人生の困難に出会った時に、失敗を怖がらず自分でのりこえる力・・・『生きる力』をつけてほしいと願います。そして、心が折れそうな時は、「つらかったね」「いつでも味方だよ」 と伝えてあげてください

★今年度は人と一緒にいられる時間の大切さを改めて実感した一年間でした。

毎回、笑顔でゆりのへやに来てくれた子ども達、そして出会いを与えてくださった保護者の皆さまに心から感謝いたします。 いつも、子どもの声に耳と目を向け、子どもの心に寄りそっていかれますように

 

 

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