幼稚園だより
たんぽぽ組クラスだより 2025.3.17
1年前、あんなに小さかった子ども達が、心も体も大きくなりましたね。
明るく元気いっぱいで「やってみたい!!」と意欲的なたんぽぽ組の子ども達。お友達が大好きで、一緒に笑って泣いて、時にはぶつかって…1人ひとりいろんな表情を見せてくれました。そして個性あふれる子ども達に、先生達は毎日沢山笑わせてもらいました!この1年、みんなで沢山笑って過ごした日々が本当に楽しくて、たんぽぽ組が終わってしまうのがとても寂しいです…。1人ひとりの良いところや成長したところをあげるときりがないくらいです。そんな子ども達を1年間見守ることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。年中組ではどんな姿を見せてくれるのか、とても楽しみにしています。
沢山の成長を見せてくれた子ども達ですが、まだまだ3,4歳。幼稚園で頑張っている子ども達の気持ちをご家庭で受け止め、いつも幼稚園に送り出していただき、本当に感謝しています。これからも子ども達と保護者の皆様が笑顔で過ごせることをお祈りしています。
1年間ありがとうございました。
- お弁当作ってくれてありがとう!
- 良いお天気の日に梅の花を見ながら食べました✿
ちゅうりっぷ組クラスだより 2025.3.17
寒い冬が終わりを迎えると共に、ちゅうりっぷ組も最終日となりました。
先日外でお弁当を食べた時は、「最後に遠足出来て良かったね」と声が聞こえてきました。
年少が終わるということを、子どもたちなりに感じていたようです。保護者の皆様にとって、どのような1年だったでしょうか。それぞれのペースで、幼稚園に慣れて、友だちに慣れて…あっという間だったと思います。運動会で列に並んで歩くことが出来るようになり、クリスマス会で何度も練習して覚えたダンスを堂々と発表、作品展ではみんなで作り上げる達成感を味わいました。他にも、モンテッソーリの教育に触れ、神さまのお話で優しいお心について学び、絵の具遊びやおもちつき、1年通して様々な経験をしてきました。子どもたちも「できるかな」と思うこともちょっとやってみようと思えるようになり、身体だけでなく、心も大きくなりました。友だちや先生が何か間違えてしまった時は「いいよ」「大丈夫だよ」「そういうときもあるもんね」と励ましてくれました。優しい気持ちの溢れているちゅうりっぷ組が大好きです♡「せんせい!」と呼ぶ子どもたちや保護者の皆様の声や、笑い声が聞こえることがどれだけ恵まれていたのかと感じています。
至らぬ点が沢山あったとは思いますが、毎日幼稚園に子どもたちを優しく元気に送り出してくださったおかげで、子どもたちと保護者の皆様と素敵な時間が過ごせました。日々の保育にご理解ご協力いただきまして本当にありがとうございました。
年中組という新しい舞台でも、輝かしい日々が過ごせますように、お祈りしています。
健やかな「心」の成長があるところには…
園長 佐藤直樹
3月の年中行事と言えば「ひな祭り」です。ひな祭りは、季節の節目を祝う「五節句」のひとつで、 正式には「上巳(じょうみ)の節句」と言います。ちょうど桃の花が咲く時期とも重なることから、 「桃の節句」という名で親しまれています。 「ひな祭り」のひなあられは、お米を揚げたポン菓子のことですが、3色(赤・緑・白)と4色(黄が加わる)のものがあり、それぞれ色には意味があります。赤には血を表わす「生命の力」。緑は木々の芽吹きを示す「自然の力」。白は雪をイメージした「みなぎる力」を表すそう です。また、4色ひなあられになると、四季(春・夏・秋・冬)のエネルギーを取り込みながら、1年を通じて健康と幸せを願うと言う意味になります。 ひなあられを節句に食べることで、健やかに育つ願いが込められています。
健やかに育つ上で、心の成長は欠かせません。身体の成長は目に見えて感じられますが、 キリスト教精神に於ける「心」の成長とは、その人がする行いや、取る姿勢が「どのような善い実りを結んだか?」によって見えると言います。特に自分がする行いが、他者に「どのような影響をもたらすのか?」への気づき。つまり、「善い心掛け=行い」の実りを通して、「心」の成長は感じられるのです。だから、「心」が成長しているところには、いつも「やさしさ・親切・思いやり」の心が雰囲気の中にも満ちています。
モンテッソーリだより ~ 丈夫な『根っこ』を育てよう ~ 2025. 2.28
今年度最後のモンテッソーリだよりです。ゆりの部屋では、自分で選び、自分の意志で手を動かして集中している子ども達に、満ち足りた落ち着きと積極性が生まれています。この『学びのサイクル』は、幼児期にとどまらず、大人になっても活きるものです。 だからこそ、小さな頃から『自分の意志で選び決断すること』が大切なのです。
どんな状況であっても、自分で考え、自分の力を信じて行動できる人に成長されますように♡
幼児期は『根っこ』を育てる大切な時期です。愛情という栄養をたっぷり注いで丈夫な根に育てば、将来どんな風が吹いても倒れません。大地にしっかり根を広げ、幹や枝を伸ばし、大木に成長してほしいと願っています♡
- 真剣に取り組む素敵な顔
- わつなぎ「ひとりでできるよ♪」
- ピンクタワーと茶色の階段 「そーっとできるよ♪」
- はめこみ円柱「音がしないように♪」
- 色板「名前ぜんぶ知ってるよ♪」
- 赤い棒「ぐるぐる♪おもしろい!」
- 洗濯「じょうずにしぼれるよ!」
- 幾何図形の引き出し「いろんな形があるね♪」
- 折り紙「ひとりでできそう♪」
- 時計スタンプ「3時!かけるよ」
- 連続数字 「長くなる♪おもしろい」
- 紙織り「ゆっくりやればできる!」
- 幾何図形の引き出し【葉】「これロケットみたい!」
- はたおり 「もって帰るの楽しみ♪」
- はたおり 「好きな色いっぱい使ったよ♪」
★子どもは失敗から多くのことを学びます
うまくいかないことや失敗は、大切な経験です。 「もう1回やり直そう」 「また次がんばろう」と思えるような人に育ってほしいですね。 間違えたって大丈夫! 『失敗は成功のもと』だから♪♪
人生の困難に出会った時に、失敗を怖がらず自分でのりこえる力・・・『生きる力』をつけてほしいと願います。
先回りせず見守り、もし心が折れそうな時は、「つらかったね」「いつでも味方だよ」 と寄り添ってあげましょう。
★今年度も笑顔でゆりのへやに来てくれた子ども達、そして出会いを与えてくださった保護者の皆さまに
心から感謝いたします。 子育てを通じて、子どもも大人も自分らしさを大切にされますように♡
モンテッソーリだより ~ 平和をつくるための教育 ~ 2025.1.31
「昨日は満月だったよ」「おいもと一緒に虫がすんでた!」「虹がでてるよ~」・・・生き物・気象・植物・天体など自然の中には、子どもたちの脳を刺激する『学び』がいっぱいです。
大切なことは、子どもが今どのようなことに興味や関心をもっているのかを知っておくことです。 先回りして知識を与えるのではなく、五感を使って自分で発見する体験を重ねることにより、脳が育てられていきます。
子どもが何かを「もっと知りたい」と思うためには、まず「おもしろい」「楽しい」「不思議」などの感情を呼び起こすことが必要です。 大人も一緒に考え、世界が広がるような経験ができるといいですね♪
- かんむり作り「飾りもつけよ♪」
- 洗濯「ゴシゴシ…楽しい♪」
- 赤い棒(ひとりずつ長い棒から順番に並べる)
- 野菜の名前「これはピーマンだね」
- ぬいさし「これ好き♡」
- つむ棒箱「ひとりでできるよ!」
- 3本あみ「もう1こ作る!」
- 数遊び(0~9)カードと同じ数の卵を取る
- はたおり 「もうすぐ完成♪」
- 「ぼく、サッと色を選べるよ♪」
————-モンテッソーリの文化教育(コスミック教育)———-
◆モンテッソーリは 『世界には平和をつくるための教育が必要』とし、コスミック教育を確立しました。 宇宙に存在する様々なこと(生物・歴史・地理・宗教・音楽など)を伝えようとする壮大なスケールの領域です。 年長児向(6才から文化の敏感期)
◆地球のすべてのものはつながっていて無駄なものはない→一人ひとりが大切
◆知識を与えることが目的ではなく、「どうして?」という気持ちを大切に、観察したり、手でさわるなどの体験を通して、自分でその先を考えていきます。
◆全体から部分へ進めていきます。(宇宙→地球→陸・海→大陸→国…)
- 年長さんには地球儀や世界地図を使って『宇宙・地球』の話をします。 感じることからスタートして、宇宙の中の自分に気づいてほしいです。
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★「待つ」
子どもは自分で選んだ活動を満足するまでやって、「できた!」の体験をつみ重ねるほど自信がつきます。そのためには十分な「時間」が必要です。 自主性を尊重し、自分で考えて試行錯誤する時間と空間をつくってあげましょう。 子どもにはそれぞれのペースがあります。 主体性を持ち、人生を切り開いていく力をつけるために、子どもの力を信じて、じっくり「待つ」ことが大切です♡
でも時には「次は何をしたらいいのかな?」と声をかけて、サポートしてあげることも必要でしょう。