幼稚園

モンテッソーリだより~ 感じながら学ぶ ~ 2020. 9.30

 幼児期は 「見る・聴く・触れる・嗅ぐ・味わう」 などの感覚(五感)が、最も発達する大切な時期です。   感覚の発達は、知的活動の基礎となります。 十分に感覚を使っておくと、目で見なくても頭の中でいろいろなことをイメージできるようになります。 自然の中で、水や土・砂、風、石ころ、花、虫・・・いろいろなものに触れて、いっぱい感動して、感性の豊かな人に成長してほしいですね

子どもが発見したり感動して喜んでいる時、大人も一緒に喜んであげると、子どもは自己肯定感を高め、自信を持って自分らしく生きていく力をつけていくでしょう。


            モンテッソーリの感覚教育

子どもは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、まわりの世界を吸収していきます

感覚教具は、子どもが今まで経験してきたことを秩序づけ、大きい・小さい、高い・低い、長い・短い、重い・軽い、などの抽象概念を作りあげます。

教具を何度もくり返すことで、深く集中し、確実に身につけることができます。 また、言語・算数教育の基礎論理的思考力を養います。

教具~ ピンクタワー(大きさ)茶色の階段(太さ)赤い棒(長さ)はめこみ円柱(大小・高低・太細)重量板(重さ)・色板Ⅰ(色彩感覚)・二項式・三項式の箱(立方体の構成)etc.


★モンテッソーリ教育は、ただ自由に好きなことをさせる教育ではありません。

「使ったものを元に戻す」(次の人のために)・「順番を待つ」(教具は1つずつしかありません)・「他の人のじゃまをしない」など、社会のルールが身につくように、くり返し伝えています。 特に『待つこと』は大切な教育です

子ども達が自分で考えて行動できるように、「どうしたらいいかな?」と声をかけています。

みんな、一生懸命考えて、がんばっています(^^♪

「はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。」(ヨハネによる福音書12章24~25節)

自分の命を真に「愛する」とは、自分の命を使うという「捨て方」が出来ること。

園長  佐 藤  直 樹

最近、「コロナウィルスって、よく出来ているなぁ~」と不謹慎な物言いですが、感心せざるを得ないことがあります!なぜなら、全ての人が心と思いを一つにし、皆で感染予防と言う共通善に取り組む姿勢で予防策を実践した時に感染拡大が抑えられたのです。だから、誰一人「無関心」を装う事も、「自分くらいは、やらなくても大丈夫」等の甘えが全く通用せず、「自分がそれをしなければ」防げないのです。そして自分の事ではなく、他者の命を尊重する行動を取った時にも、感染は広がっていません。それが今回、お盆期間中の帰省や外出自粛と言う形を通して、自分の「やりたい・したい」思いや望みを一先ず置いて、他者の命を守る行動をもって現わされました。つまり、コロナウィルス感染が拡大か抑制かについての凄いところは、一人一人の「自分自身の使い方」によると言う事です。

イエス様も永遠の命にまで至る命の在り方を、この福音箇所で語っています。いつも「自分」・「自分の思い・願い」・「自分のしたい事・やりたい事」ばかりにだけ終始し、自分の為だけに自分を使おうとする人は、自分の命を失う事になると……。それよりも、この世で自分自身を使う事によって、自分に死ぬことが出来る人、他者の命に思いを寄せ、それを守るが為に、自分の命すら惜しまず使って奉げられる人が、逆に永遠の命を勝ち取ると……。

このコロナ禍で、それでも「自分のやりたい事」をしようと、そのために自分を使う人もいれば……、だからこそ「自分よりも、他を尊重する事こそが肝要」として、自分を捨てて奉げられる人もいます。

 

園長の悲喜こもごも -  2020. 08.27

6月からプレイルームが始まりました

1学期は4回プレイルームのお部屋で遊びました♪

初回はみんなはじめまして・・泣いていた子もすぐに好きなおもちゃを見つけて遊ぶ事が出来ました。「楽しかった!」の子どもたちの笑顔がたくさん見られました。

2回目以降はぶどうにシール貼ったり、七夕製作をしたり、新聞紙遊びをしたり!!元気に楽しく過ごしました。

2学期も楽しい活動をたくさん予定しています。子どもたちのたくさんの笑顔に出会える事を楽しみにしています。

 

8月4日に「幼稚園のホールで遊ぼう」というイベントを行いました♪

身体をたくさん動かしたり、静かに座ってあそんだり、短い時間でしたがホールの中で好きな遊びを見つけて取り組む子どもたちの目がキラキラ輝いていました。

モンテッソーリだより 8月 ~ 手を使うの大好き♪ ~

3~6才は、手を動かすのがおもしろくてたまらない時期です。みんな、切る・折る・縫う・編む・洗うなど、自分の意志で選び、くり返し手を動かして学んでいます。  そして、「できた!」「みて!」「もう1回!」・・・うれしそうな声と笑顔があふれています♪。

 


モンテッソーリの生活教育

生活教育はすべての教育の土台で、日常生活に必要なことを自分の力ですることです

例えば、着る脱ぐ、貼る、いすを運ぶ、紙を切る、野菜を切る、洗濯、折紙など・・・子どもは手を使って、自分でできることが増えてくると、大きな自信と満足を得て、落ち着いていきます。 「手は人間に与えられた宝」 とモンテッソーリは言っています。  指先を使うほど、脳のさまざまな部分がフルに働き、発達することが、大脳生理学の発達によりわかってきています。


★夏休みは、手を使うのが大好きな子ども達が、お手伝いをする絶好のチャンスです!

お手伝いは家族の一員だと認めてもらえるうれしい機会。 子どもの興味・能力に合ったことを見つけて誘ってみましょう♪   結果よりプロセスを大切に…楽しくできますように♡


おてつだい ~ 教え方のコツは?

①やり方をゆっくり見せる。なるべく言葉は少なく。 (百聞は一見にしかず!) 「見ててね。」

➁お手伝いができたら、笑顔で「ありがとう」、失敗しても「大丈夫!」と解決法を教えてあげましょう。 失敗を恐れず、新しいことに挑戦していける人になれますように♡ → 「こぼしたら、ふけばいいんだよ!」

子どもサイズのものを用意してあげましょう。(ぞうきん、ほうき、エプロン、包丁、踏み台など)

★家庭でできる子どものお仕事★

洗濯物をたたむ、机をふく、ほうきではく、花の水やり、くつを洗う、食器を並べる、食器ふき(タオルの中心に食器を置いて包んでふく)、料理(ラップでおにぎり作り、野菜切り、レタスをちぎる、玉ねぎやとうもろこしの皮むきetc.)・・・


夏休み中いろいろな経験を積んで、成長した子ども達に会えるのを楽しみにしています♪

ひまわり組だより 8月

7月に入り、子どもたちが楽しみにしている「デイキャンプ」に向けての活動が始まりました。

まずはグループ決め!7,8人の4つのグループを子どもたちに自由に作ってもらいました。「あれ、人数が多すぎちゃった!こっちは少ないよ!」「グループ合体したらちょうどいい?」「いーれーて」…そして無事に4グループが完成!!ほっとしたのも束の間、次はグループのリーダーとグループの名前を決める話し合いの活動。ここでもまた、様々なドラマがありました(笑)話し合いに話し合いを重ね、それでも決まらない時は、じゃんけん・くじ引き・多数決などそれぞれの決め方でようやく決定!思い通りにならなかったり、悔しい思いをしたり、譲ってあげたり、色々な思いがありました。それでもみんなが納得し、当日楽しめるように、長い時間をかけて子どもたちも真剣に決めていました。

これからも、年長は様々な場面で子どもたちが話し合ったり、考えたりする活動が増えてきます。その度に、思い通りにならず悔しい思いをしたり、葛藤することもあるかもしれません。自分の思いを相手に伝えたり、相手の気持ちに気づいたり…子どもたちの思いを受け止めながら、様々な経験が一人ひとりの成長につながるように、これからも見守っていきたいと思います。

あとはデイキャンプ当日楽しむのみです!!みんなで楽しみましょう♪

そして、夏休みも元気に過ごせますように、お祈りしています。

各クラスだより -  2020. 08.04

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TEL 046-274-9222