幼稚園だより
モンテッソーリだより ~ 愛は家庭から ~ 2021. 12. 17
クリスマス会の劇やダンス、すばらしかったですね。子ども達からたくさんの感動をもらいました♪
練習のつみ重ねの中で、『見る・聞く・考える・待つ』など、大切なことをいっぱい学んだことでしょう。
学年が上がるにつれ、自分の力を精いっぱい発揮しようという意志が感じられました。
みんなで協力してやり遂げる喜びを知った子ども達。 ゆりの部屋でも、教え合ったり、協力して活動する姿がみられます。 どんな時も、子ども達は輝いています☆彡
★「愛は家庭から始まります。・・・家族を大切にしてください」 「平和は、ほほえみから始まります」
「誰かにほほえみかけること、それは愛の表現であり、すばらしいプレゼントです」
(マザー・テレサのことばより)
年末の忙しい時期になります。 子どもの目を見て語りかけ、子どもの声に耳を傾けてください。
そして、しっかり愛情が伝わるように、「大好き!」と抱きしめてあげましょう。 きっと笑顔になるはずです♪
大切な時には、カードや手紙を書いて伝えてみませんか?何度でも見られて、うれしい気持ちがふくらみます。
もちろん、字が読めなくてもOKです! おひざにのせて、心をこめて読んであげましょう。
クリスマス、そしてお正月・・・みなさまのご家庭がほほえみに満たされますように、お祈りいたします♡
モンテッソーリだより ~ 数(かず)っておもしろい!~ 2021.11.30
「数字って難しいと思ったけどおもしろい!」「そうだよ、やってみなきゃわからないじゃん」「間違えたっていいんだよ」「でも、わざと間違えるのはダメだけどね」・・・手を動かしながら話す年長さん達。さすが!日ごろ伝えていることをよく理解していて、感激しました♡ 年少・年中さん達も、この時期には、周りが見えてきてみんなで一つの教具を一緒に楽しむことができます。 お互いを認め合う心が育っているのですね。
「数」は子ども達の日常生活に密着しています。出席シールをはる・ハンカチをたたむ・紙をぬう・編む・折り紙など・・・一つひとつを正確にやってみようとする心(秩序感)がとても大切です。 「どんぐり、数えてみよう」「お菓子を3つずつ配って」・・・手を使って「数」を活用するチャンスがたくさんあるといいですね。
——–モンテッソーリ教育の数教具————————————–
- 教具を手でさわり、数え、確かめることによって、理解を深めるように工夫されています
→教具(具体物)を通して、スムーズに数の概念(抽象)を理解できるようになります
- 感覚教具を十分に使って、感覚の違いがよくわかるようになることが大切です
- 数の土台は生活の中にあります → 秩序のあるものは、すべて数につながっています
教具 砂数字板、赤と青の数棒(1~10)、つむ棒箱(0~9)、数あそび、セガン板Ⅰ・Ⅱ(数の構成),100並べ(1~100)、10進法(1,10,100,1000)、連続数字(順番に数を書く)など
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★年長さんには、重さが実感できる数のビーズを使って、1から1000の数を紹介します【10進法の紹介】
先入観をもつ前に、数に出会った子どもは、大きい数への恐れをもちません。
「1のビーズはとても小さい」 → 10 → 100 → 「1000は大きくて重い」 ・・・ 順番に手で触って量を体感することによって、確信をもって 「これは1000!」と実感できます。
どんな時も、 『感じる』こと(感覚)って大切ですね♪
モンテッソーリだより ~ おはなし きいてね! ~ 2021.10.29
子どもは幼児期にたくさんのことばを吸収します。 今、興味があることが十分にできると、話したいことがどんどん湧き出てきます。「自分でできた!」「先生みて!すごくない?」「うちのママ髪きったんだよ」「恐竜に乗ってみたいな」「今日は100まで書くぞ!」・・・伝える喜びを知り、ますます自信をつけていきます。
子どもの目を見て、ていねいに話を聞いてあげましょう。 どんな話でもしっかりと受けとめてもらえることで、心が安定し、やる気が出て、さらに自分の力を発揮していけるでしょう ♡
—————モンテッソーリ教育の言語教具——————————–
・子どもは 話す→ 書く→ (意味を理解して)読む の順に習得していきます。
・話し言葉は、日常会話や歌・言葉遊び・絵本がとても大切です。
・書き言葉の教具は、どれも手の筋肉を使って覚えるものです【筋肉記憶】
・「書く」ためには、生活の練習(切る・縫う・折る・運ぶetc.)を通して、手が、自分の思った通りによく動くようになることが大切です。
・鉛筆をしっかり持つためには、3本指や腕のコントロールが必要です。
教具~かべ文字(♪五十音の歌)・砂文字(なぞる)・文字スタンプ・うつし文字・鉄製はめこみ(色えんぴつで形の枠をなぞる)・絵カード・カルタなど
★絵本は心の栄養
絵本のよみきかせは、ぬくもりや愛情とともに、子どもの心の中に豊かな世界を広げます。
親からの心のこもった語りかけは、人間関係をつくる力と、しっかりと聞く力を育てます。
また、絵本の世界で冒険し、困難にあい、それを乗り越えて幸せになることを、共に体験することができます。
おひざの上やおふとんで、スキンシップもかねて絵本タイム・・・心に余裕がうまれ、安心して、本音が聞けるかもしれませんね♪ 絵本タイムが、子どもにとって幸せな時間になりますように♡
モンテッソーリだより~ 感じながら学ぶ ~ 2021. 9.30
3~6才は 「見る・聴く・触る・嗅ぐ・味わう」 などの感覚が、最も発達する大切な時期です。【感覚の敏感期】
感覚の発達は、知的活動の基礎となります。 十分に感覚を使っておくと、目で見なくても頭の中でいろいろなことをイメージできるようになります。 水や土・砂、風、石ころ、花、虫・・・いろいろなものに触れて、いっぱい感動して、感性の豊かな人に成長してほしいですね♪ 子どもが発見したり感動して喜んでいる時、大人も一緒に喜んであげると、子どもは自己肯定感を高め、自信を持って自分らしく生きていく力をつけていくでしょう。
——–モンテッソーリの感覚教育—————————-
子どもは五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、まわりの世界を吸収していきます。
感覚教具は、子どもが今まで経験してきたことを秩序づけ、大きい・小さい、高い・低い、
長い・短い、重い・軽い、などの抽象概念を作りあげます。
教具を手を使って何度もくり返すことで、深く集中し、確実に身につけることができます。
また、言語・算数教育の基礎 ・ 論理的思考力を養います。
教具~ピンクタワー(大きさ)・茶色の階段(太さ)・赤い棒(長さ)・はめこみ円柱(大小・高低・太細)・重量板(重さ)・色板Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(色彩感覚)・二項式・三項式の箱(立方体の構成)etc.
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—–『敏感期(びんかんき)』ってなあに? ————————–
幼児期には、ある特定のことに対して、強い感受性をもち、同じことをくり返して、習得する時期があります。
モンテッソーリはこれを『敏感期』とよび、成長と共にさまざまな敏感期が次々に訪れることを発見しました。
敏感期は、やりたいことを楽しく学ぶことができる時期なので、目の前の子どもが、今何に興味があるのかを観察して、十分にさせてあげましょう。敏感期を上手に利用して、「できた!」の体験を重ねられるといいですね。
モンテッソーリだより ~ お手伝い したいな ~ 2021. 7.19
この時期の子ども達は、「できた!」の体験を積み重ね、自信がつき、ぐんぐん成長していることを感じます☺
ゆりの部屋では、教具だけでなく、のり・はさみ・折り紙からごみ箱にいたるまで、いつも同じ場所に置いてあり、自由に使えます。 でも、モンテッソーリ教育は、ただ自由に好きなことをする教育ではありません。
「使ったものをもとにもどす」(次の人のために)、「順番を待つ」(教具は1つずつしかありません)、「他の人のじゃまをしない」など、社会のルールが身につくように伝えています。 子ども達は、ルールを守ってがんばっています♡
夏休みは、手を使うことが大好きな子ども達が、お手伝いをする絶好のチャンスです!
お手伝いは家族の一員だと認めてもらえるうれしい機会。 子どもの興味・能力に合ったことを見つけて「手伝ってくれる?」と誘ってみましょう♪ でも、結果を求めすぎないで、プロセスを大切にしてあげてくださいね♡
———–おてつだい ~教え方のコツは?~————–
- やり方をゆっくり見せる。なるべく言葉は少なく。(百聞は一見にしかず!)→ 「見ててね」
- お手伝いができたら、笑顔で「ありがとう」、失敗しても「大丈夫!」と解決法を教えてあげましょう。 失敗を恐れず、新しいことに挑戦していける人になれますように♡→ 「こぼしたら、ふけばいいんだよ」
- 子どもサイズのものを用意してあげましょう。(ぞうきん、ほうき、包丁、エプロン、踏み台など)
★家庭でできる子どものお仕事★
洗濯物をたたむ、机をふく、ほうきではく、花の水やり、くつを洗う、食器を並べる、食器ふき(タオルの中心に食器を置き包んでふく)、料理(ラップでおにぎり作り、野菜洗い、野菜切り、レタスをちぎる、とうもろこしの皮むきetc.)
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★夏休みは、自然の中で砂や水、虫に触れ、夢中になれるような機会がたくさんあるといいですね。
いろいろな経験を積んで、成長した子ども達に会えるのを楽しみにしています♪